2026.06.14-06.18

Diary

0614.Sun

朝から夕まで機織りをして過ごした一日だった。井の頭公園のほど近く、というかすぐ裏手に「さをり織り」という織物の工房がある。月額会員のほかに体験者にも工房を開いていて、今回は友達と一緒に一日体験コースに参加したのだった。
個性大爆発!なストールを織りあげて満足。好きな色、気になる色、ちょっと使ってみたい色を全て織り込んでいったらなんともまあカラフルになった。インドっぽい。織りあげたものを見た工房の先生が「普段から絵を描いていらっしゃるの?モネの絵みたいね」と褒めてくださって、ますます嬉しい。
それで思い出したのだけど、子供のころ、親は託児所代わりに近所の絵描きの先生のところに私を預けていて、私はそこにある絵具で好き勝手に遊んでいた。ポスターカラーという、たしか厚塗りして立体感とカラフルさを出せる画材が好きで、いろんな色を混ぜてオリジナル(と自分では思っていた)の色を作って抽象画(といえばカッコいいが単に色を塗りたくったもの)を描いていた。延々と色遊びしている私に何を思ったのか、先生は絵の描き方を教えてくれたのだけれど、私にはデッサンが超絶つまらなく思えて、結局は単に色を重ねて遊んでばかりいた。「将来は色造り屋さんになる」と母に言ったのもこの頃だ。リアリストな母に「そんな職業はない」と言われ、この夢は一日で終わったものの、今でも塗り絵が好きで暇なときに時々塗っている。スカーフを織って色塗り欲が満たされるとは思わなかった。また織りに行きたいな。


0615.Mon

先週一週間を振り返ってみると、他人に会うために使った時間が多かったなあと。交際・飲酒に費やした時間が18時間。まあやるべきことをやったと思うから後悔しているわけではないけれど、月末に研究会があるのに資料準備が進んでいない状態では、ちょっと焦る。

夜、家ですき焼きを食べる。正月に実家からもらった飛騨牛をずっと冷凍庫に入れたまま忘れていたのだ。もう半年経つしまずいかな、と不安になりつつ食べてみる。う、うまい…!舌の上でとろける…!贅沢に卵を2つ3つと使い、満腹になって布団に倒れこんだ。日々幸せ。


0616.Tue

急遽、明日から半年ほどヒンディー語のレッスンを提供することになった。急いで資料確認や準備を進める。ヒンディー語を学ぼうとする人がいてくれてありがたい。言語の良さをたくさん伝えたい。

夜、高円寺にて友達と飲み。行きたかったお店に行くことができて嬉しい。「唐変木」という地下にあるお店で、お姉さまが一人でやっている。高円寺には西荻窪とはまた少し違う独特の魅力があって楽しいな。再開発や区長選で揺れている杉並区だけれど、私は、できる限りそれぞれの町の特徴や魅力を残してほしいし、そのために必要な再開発(というよりも補修や必要最低限のアップデート)と不要な再開発を丁寧にふるいにかけてほしい、丁寧に説明し、様々な住民と共に意思決定を進めてほしい。民主主義は「遅い」ものだ。「良きものはカタツムリの速度で進む」とはガンディーの言葉。速さや断固とした潔さが求められる時勢も別に否定はしないけれど、遅いこと、柔らかいこと、揺れることも、とても大切なのだ。柔らかく弱く揺れながらでも生きていける世の中のほうが、私は嬉しい。


0617.Wed

仕事先でトラブルが発生。先週に続いて二度目だ。この二回とも普段の職員さんではない人がサポートに入ってくれて、色々と慣れない環境の中で悪戦苦闘しつつ一緒に仕事をしてくれた。このサポート職員さんに感謝するとともに、普段トラブルが起きないよう対応してくれていた職員さんたちにも改めて感謝。日常のありがたみをこういうときに知るよね、と思いつつ深夜に帰宅。ゲームして寝る。


0618.Thu

昨日今日と1週目のヒンディー語レッスンを終える。やっぱりヒンディー語を話すのは楽しい。インドにいるような気分になるからだろうか。

中野のバイト後は喫茶店に寄って帰るのが定番になりつつある。来週末の研究会に向けてバフチン研究の書籍を読み漁っている日々。阿部軍治『バフチンを読む』を片手に、ミハイル・バフチン『ドストエフスキーの創作の問題』を読み漁る。『ドストエフスキーの創作の問題』は、バフチン『ドストエフスキーの詩学の諸問題』という改訂版書物の前のバージョンで、ソ連政府の検閲対策で書き直されたこともあり、初版にあたる『~創作の問題』のほうがよりポリフォニー論や言語論がわかりやすいのではないかと思われる(ただしカーニヴァル論についての言及はない)。今の研究内容にポリフォニー論を援用しているので、研究会にかける前にもう一度論点や議論を整理すべく読んでいる。書くことから逃避している気もする。

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