先日の夜桜見で寒いなか硬い地面に腰を下ろし続けた結果、ヘルニアが深刻なレベルで悪化した。左足が少しぼやぼやする。そして耐え難い腰痛。そんななかで今日は法事である。硬い椅子に腰を下ろし続けてもうダメかと思ったけれど、お坊さんのお話が面白かったのでなんとか耐えた。ナイス説法。
祖父と叔父(母の2番目の弟)は最近仲が悪い。祖父は歳をとってどんどん頑固になっていくようだ。母ももう一人の叔父(母のすぐ下の弟)も振り回されて、なんだかかわいそうに、と孫の私は傍観している。
祖父はたぶん、子供の頃からたくさん心に傷を負ってきたんだろうな。早くから鋳物工場で働き始め、幼い兄弟を養ってきたという話を昔聞いたことがある。「俺ばっかり面倒見てやってる」という意識が暴走して、我慢を重ねてきた傷口が血を噴いて、その飛沫が母や叔父たちに降りかかった。
誰も悪くない。悪くなくても、困ってしまう。祖父の態度がまた別の誰かの傷を産む。傷は別に悪いものでもない。自分がその傷を人生に活かそう、あるいはそこまで情熱的に思えなくても、傷があることをチャームポイントだと思えれば。
「傷を愛せるか」という本がある。本当にめちゃくちゃ名作なので、みんなに勧めてまわっている。母にも勧めてみようかと思った。

